PFC BRAKE PAD Q&A
あなたの疑問にお答えします♪
このコーナーを読破すれば、あなたもブレーキ博士!

● レース用ブレーキパッドって効き過ぎるんじゃないの?
● PFCってハード?ソフト?
● 減りは?
● ローターの攻撃性は?
● ローターはステン用?鋳鉄用?
● カーボン系のパッドは低い温度じゃ効かないんじゃないの?
● フェード限界は何度くらい?
● 雨の日の効きは?
● PFCのステッカーを貼っているトップチームをあまり見かけませんが。。。
● トップチームには特別なパッドを供給しているんでしょ

● レース用ブレーキパッドって効き過ぎるんじゃないの?
PFCブレーキパッドはストリートでは危険です。低温域ではカーボン皮膜が形成されず、本来の効果が発揮できません。
昔のシステム全般では、キャリパー/パッド/タイヤ/車体など全ての面で完成されていませんでした。
故に、車体がまっすぐな時に出来るだけ効くブレーキシステムが必要でした。
現代の進化した車体・ブレーキシステムやタイヤにとってブレーキは車体が傾斜した状態でも掛けられるようになりました。
すると、どのようなパッド性能が求められる様になったのでしょう?
そう。ご想像の通り、
● 安心できる初期タッチ
● 誰にでも使える、路面ミューの限界を感じ取れるコントロール性
● 奥での強力なストッピングパワー
これらの点が高次元で確立されていなければ、今のレースではトップチームに採用されません。

● PFCってハード?ソフト?
昔からブレーキパッドって「ハード(堅い材質)」と「ソフト(柔らかい材質)」に分ける傾向に有りました。
ハード材質が高温に強くレース向きで、ソフトが低温向きでストリート用というように解釈されていました。
レバータッチで言えば、ハードが堅いタッチで、ソフトが柔らかいレバータッチ。。。。
本当の事を言えば、堅い材質にすればするほど、レバータッチは柔らかくなり、ある程度材質を柔らかくすると
不思議な事にタッチは堅くなる物なのです。
ですが、これは、もう昔のパッド理論です。ブレーキパッドは化学の世界です。
PFCブレーキパッドをハードかソフトに分類するとすれば
「超ハード」
になります。ブレーキパッドを成形する時には材質を型にはめ込み、プレス機でギュ〜と押し固めていきますが
PFCは日本のパッド工場では成形できる機械が無い程、強力にプレスされています。
それなのに、実際の使用フィーリングは初期から奥までカチッとしたタッチで、
「パッドがディスクローターに当たる感覚が解る」ほどに、微妙なタッチを実現しています。

● 減りは?
PFCは不思議なパッドで、飛ばす方は減りずらく、のんびり走る方は減りが早くなります。
これはカーボン皮膜の問題で、のんびりと走り、いつも軽〜くしかブレーキを掛けない方は
カーボン皮膜が安定しないため、減りが早くなります。雨の使用も減りは早くなります。

● ローターの攻撃性は?
レース用のパッドはミューを高める為に、ローターも一緒に削ってしまい、ローターを傷めると言われてきました。
PFCは使用する事により、ローターに特殊なカーボンコーティングを施します。
これにより、ミューを安定させ、ローターも保護します。
ですから、走り終わった後にローターの厚みを計測すると、数ミクロン厚くなるほどです。

● ローターはステン用?鋳鉄用?
ステンレス、鋳鉄ローターどちらでも使用できますし、それぞれの最高性能を発揮します。

● カーボン系のパッドは低い温度じゃ効かないんじゃないの?
PFCの本領を発揮する温度域は150℃以上が理想的です。
また、徐々に温度が上がってきた場合でも、突然効くようになる訳ではありませんので、利き方の移行は
自然な感じで安心できます。

● フェード限界は何℃くらい?
PFCはフェードしません。
フェードの原因は磨耗調整剤のカシューや成形を良くする為の接着剤や樹脂が材料として含まれているために
起こるものです。PFCはこの様な材質は一切含まれておりません。ディスクローターが真っ赤に焼けても効いています。
PFCを使用して、フェードの様な症状(レバーが入るなど)が出た場合は、PFC以外の、ブレーキシステム側に問題が有ると
言いきれるパッドなのです。

● 雨の日の効きは?
特にメリットは有りません。普通に効きます。
注意点としては、ドライで使用するよりも減りが早くなる傾向に有ります。

● PFCのステッカーを貼っているトップチームをあまり見かけませんが。。。
良くある質問です。資本主義の「商売」の根本を知らないと理解できませんので、よ〜く読んで下さいね(難しくはありません)。
PFCのモーターサイクル部は、世界でも希有な「ストリート専用パッド」を市販していない、パッドメーカーです。
故に、消費者の大半は、一般のお客様ではなく、レースを糧としている「レース屋さん」なのです。
もちろん、ファクトリーを含め全て買っていただいております。
皆様が耳にする目にするパッドメーカーの殆どがストリート専用パッドの売上げにより商売が成り立っています。
レース用としてラインナップがあったとしても、実際にレースで使用できるレベルにあるかどうかが非常に疑問なメーカーも
数多くあります。そんなメーカーは、商品イメージを上げる為にお金を払って、有名チームにステッカー等を貼ってもらい
宣伝効果を上げている訳です。
PFCは、その様なメーカーではありません。

● トップチームには特別なパッドを供給しているんでしょ
PFCはファクトリーに供給しているものと、同じ物を市販しています。

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